内容説明
コミュニケーションのずれが生じて時間だけが過ぎていく…。確信をもって診断をつけられない…。問診を効果的に行うには?診断名をどう告知するか?発達障害の専門家18名が臨床経験から導き出した様々な工夫を紹介。成人発達障害の診療と支援のエッセンスを学ぶ。
目次
座談会 日常診療における成人発達障害の支援
生きづらさを軽減するための支援を工夫する
成人期発達障害を診るコツと支援の在り方
大人の発達障害の支援:10分間で何ができるか―SPELLの理念に基づく自閉スペクトラム症の日常診療
共感性と注意の問題を補うためのマインドフルコミュニケーション―Loopingを中心に
成人の自閉スペクトラム症への支援・精神療法的な関わり
重ね着症候群の日常臨床における診断と援助
成人ADHD患者の治療について
成人発達障害者を理解するために―10分間の診療でできること、できないこと
成人の発達障害診療で気づいたこと・気をつけていること
成人期の発達障害診断
外来診療場面における成人の自閉スペクトラム症者への対応―理論と一医師の実践
大人の発達障害を診断することの意義と問題点
成人発達障害支援における「解説者」
日常診療における青年期~成人期の高機能自閉スペクトラム症の非薬物介入
働く成人発達障害者の支援
自閉スペクトラム症成人患者の外来精神療法
神経発達の生活臨床と外来面接
著者等紹介
中村敬[ナカムラケイ]
1982年、東京慈恵会医科大学卒業。直ちに精神医学講座に入局し、主として森田療法に携わる。現在、東京慈恵会医科大学附属第三病院長、同大学森田療法センター長、精神医学講座教授。日本森田療法学会理事長として、森田療法の国際化、外来治療における技法の開発、うつ病に対する森田療法の応用などに努めている
本田秀夫[ホンダヒデオ]
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授。精神科医。1964年大阪府生まれ。1988年東京大学医学部医学科卒業。横浜市総合リハビリテーションセンター、山梨県立こころの発達総合支援センター等勤務を経て、現在に至る
吉川徹[ヨシカワトオル]
愛知県医療療育総合センター中央病院。精神科医。1998年名古屋大学医学部医学科卒業。愛知県立城山病院(現・愛知県精神医療センター)、名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療科を経て、現在に至る
米田衆介[ヨネダシュウスケ]
明神下診療所所長。精神科医。1963年東京都生まれ。1993年山梨医科大学医学部医学科卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科、東京都立松沢病院、東京都精神医学綜合研究所兼務研究員等を経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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