発達障害の精神病理〈2〉

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発達障害の精神病理〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784791110438
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C3047

内容説明

これまでの目の粗い診断基準や記述ではすくい取ることのできない現象に光をあてる。発達障害をもつ人の苦しみや生きづらさに対するより繊細な理解を提供することを目指すシリーズの第2弾!児童精神医学、発達心理学の知見と照らし、精神病理学が発達障害の新たな地平を切り拓く。

目次

第1部 精神療法(反応性からみた成人期の自閉スペクトラム症;自閉スペクトラムをもつクライアントとの精神分析的心理療法―間主観性/相互主体性ゲームの視点から;なぜ時に聞くことが苦痛となるのか―多様なもの(“Das Mannigfaltige”)へと言葉がどのように差し込まれるかを通して考える)
第2部 記憶・認知(想起の体験様式の多様性からみた自閉スペクトラムとそのの辺縁;スクラップ置き場と私―自閉スペクトラム症の患者は過去をどのように想起しているか;脳の計算理論に基づく発達障害の病態理解)
第3部 精神病理の基本問題(自閉スペクトラム症とアタッチメントの発達精神病理学;「社会性の障害」と「共に生きる社会」―ASD概念が精神科医療に拓くもの;反復と強度)

著者等紹介

内海健[ウツミタケシ]
東京藝術大学教授・保健管理センター長。精神科医。1955年東京都生まれ。1979年東京大学医学部卒業。東大分院神経科、帝京大学精神神経科学教室を経て現職

清水光恵[シミズミツエ]
伊丹健康福祉事務所(伊丹保健所)所長、兵庫県精神保健福祉センター医療参事。精神科医。1967年北海道生まれ。1992年東北大学医学部、1998年自治医科大学大学院修了。神戸大学保健管理センター勤務等を経て、現在に至る

鈴木國文[スズキクニフミ]
松蔭病院院長・名古屋大学名誉教授。精神科医。1952年静岡県生まれ。名古屋大学卒業。マルセイユ大学外人助手、京都大学保健管理センター講師、名古屋大学医学部保健学科教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆいまある

93
精神科の診断基準は元々が曖昧なものである。そこに発達障害概念が加わった。発達障害はスペクトラム(傾向)で示され、正常との間に線が引けない。更に発達障害を持つ人は精神病状態になることがあり、統合失調症や双極性障害との境界が曖昧になった。つまり、我々精神科医は「私の診断って何ですか」と問われたときに返答できない時代を生きている。更に強制的に治療を押し付けるのではなく、共に歩むという方向に風向きが変わりつつある。さて、精神科医はどこを目指すべきなのか。私は「支える」のが今後の精神医療なんだと思う。2022/10/16

ひろか

6
はっきりいって、難しい論文ばかり。ただし、表面的はハウツー的なものばかり学ぶと得られない、本質を考えさせてくれる。まあ、難しいです。2020/02/23

じゅう

0
ASDのフラッシュバックについて当事者の語りがあって共感した。 他にも自分に近い特性の出方をしている当事者のエピソードが紹介されていてよかった。2023/12/02

古脇

0
いまどきSpencer-Brown代数にお目にかかれる貴重書。 自閉症者の記憶・認知能力を論ずる清水光恵「スクラップ置き場と私」が有用。2022/12/08

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