出版社内容情報
「心配症だ」「すぐ緊張する」という人,全般性不安障害(全般不安症)をもつ人が,認知行動療法による対処方法を学び練習できる。「心配性だ」「すぐ緊張してしまう」と悩んでいる人,また,不安にとらわれて勉強や仕事や家事が手につかない人――全般性不安障害(全般不安症)をもつ人,その傾向のある人が,認知行動療法の技法を使って不安や心配を克服する方法を学べる。本書は,全米の精神科医療機関の中で非常に高い評価を得ている病院の一つ,カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の不安障害クリニックで日常的に使われているワークブックの日本語版。受診する前の段階の人にとっても,治療者にとっても,使いやすくわかりやすい役立つツールやエクササイズが満載。
ミッシェル・G・クラスケ[ミッシェル ジー クラスケ]
著・文・その他
デイビッド・H・バーロウ[デイビッド エイチ バーロウ]
著・文・その他
伊豫 雅臣[イヨ マサオミ]
監修/翻訳
沖田 麻優子[オキタ マユコ]
翻訳
内容説明
「心配性だ」「すぐ緊張してしまう」という人、不安にとらわれて勉強や仕事や家事が手につかない人など、全般性不安障害(全般不安症)をもつ人、その傾向のある人のためのワークブック。不安に振り回されない生活を手に入れるために。治療者と共に使うテキストとしても最適。
目次
全般性不安障害(全般不安症:GAD)とは
不安のモニタリング法を身につける
不安の持つ役割、機能
GADをもう少し詳しく知る
リラックスするための方法
不安を引き起こす思考をコントロールする(危険を過剰に予測する癖;最悪の事態を考えてしまう癖)
心配するという行動の本質をつかむ―恐れに向き合うということ
恐れを乗り越え、行動する
実際の問題に向き合う―タイムマネージメント、目標設定、問題解決へのヒント
薬物療法とこのプログラムとの関係
このプログラムの成果とあなたの将来
著者等紹介
クラスケ,ミッシェル・G.[クラスケ,ミッシェルG.] [Craske,Michelle G.]
1985年ブリティッシュコロンビア大学で博士号を取得し、その後、不安障害(不安症)の領域において160以上の論文や書籍を出版。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の心理学、生物行動科学の教授であり、UCLA不安障害研究プログラムの責任者。アメリカ不安障害学会の科学委員会の役員でもある
バーロウ,デイビッド・H.[バーロウ,デイビッドH.] [Barlow,David H.]
ボストン大学の心理学および精神医学の教授。同大学の不安関連障害センターの設立者であり、名誉所長でもある。アメリカ専門心理学委員会認定の臨床心理の資格を持ち、個人開業の臨床心理士として臨床を続ける
伊豫雅臣[イヨマサオミ]
千葉大学大学院医学研究院精神医学教授。精神科医。1958年、東京都生まれ。1984年、千葉大学医学部卒業。1984年、千葉大学医学部附属病院神経精神科研修医。1986年、国立精神・神経センター精神保健研究所薬物依存研究部薬物依存研究室室長。1997年、浜松医科大学精神神経医学講座助教授。2000年、千葉大学医学部精神医学講座教授。2001年より現職。専門は臨床精神薬理、認知行動療法、疼痛性障害、薬物依存など
沖田麻優子[オキタマユコ]
精神科医。医学博士。浜松医科大学医学部卒業。千葉大学医学部附属病院精神神経科にて後期研修後、渡米。ECFMG Certificate取得。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)Division of Adult Psychiatryの気分障害クリニック、不安障害クリニック、ウィメンズライフセンターにて臨床に携わる。千葉大学大学院精神医学博士課程修了。2017年より、あしたの風クリニックに勤務。専門は不安障害、認知行動療法、女性のメンタルヘルス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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