フランス精神分析における境界性の問題―フロイトのメタサイコロジーの再考を通して

個数:

フランス精神分析における境界性の問題―フロイトのメタサイコロジーの再考を通して

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5変判/ページ数 155p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791109135
  • NDC分類 145.8
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、精神分析家でパリ・ディドロ大学精神病理学教授であるジャック・アンドレが主催したサンタンヌ病院のセミネールを編纂したものである。アンドレ・グリーンを中心とする6名の演者が、フランス精神分析における境界例(´etat limite)についてフロイトの諸概念を検証しつつ論じている。フランスの境界概念は、DSMのそれとは一線を画する。それは、境界性の問題から、メタサイコロジーと精神分析的精神病理を通して構成される。本書では、各演者の症例が素描されており、各々の治療の理論を知ることができる。フランス精神分析における、ラカン派とは異なる臨床を知るには格好の書である。

目次

第1章 唯一の対象
第2章 境界例の生成と状況
第3章 境界例は精神分析家にとって夢の患者なのか
第4章 境界例における分裂(clivage)と幼児性欲
第5章 境界性機能様式:いかなる境界か
第6章 境界性患者、境界性状況

著者等紹介

アンドレ,ジャック[アンドレ,ジャック] [Andr´e,Jacques]
1947年生まれ。精神分析家、フランス精神分析協会l’Association Psychanalytique de France(APF)会員、世界精神分析協会International psychoanalytical association(IPA)会員、パリ・ディドロ大学精神病理学教授、精神病理・精神分析研究センター長

シャベール,カトリーヌ[シャベール,カトリーヌ] [Chabert,Catherine]
1947年生まれ。臨床心理士、精神分析家。フランス精神分析協会APF会員。パリ・デカルト大学臨床心理学・精神病理学教授。実証心理学を学んだ後、精神分析的精神病理学研究にすすむ。D・アンジュー、D・ヴィドロシェらから指導を受ける。また、フランスの現代の心理学におけるロールシャッハの分析的な解釈、方法論を確立した

ドネ,ジャン=リュック[ドネ,ジャンリュック] [Donnet,Jean‐Luc]
1932年生まれ。神経精神科医、精神分析家、パリ精神分析協会SPP会員。パリ大学医学部(J・ドレイ教授)医長、1963‐1983年エティエンヌ・マルセル思春期デイケア・コンサルテーションセンター長、1983‐2000年ジャン・ファブロー・コンサルテーション精神分析センター長を務めた

フェディダ,ピエール[フェディダ,ピエール] [F´edida,Pierre]
1934年生まれ、2002年没。精神分析家。フランス精神分析協会APF会員。当初は哲学を志しG・ドゥルーズの講義をうけ、現象学と精神分析学に関心をもつ。1979年にパリ第7大学教授となり、精神病理研究所を開設し、多様な精神分析学派に開かれた議論の場を創設した

グリーン,アンドレ[グリーン,アンドレ] [Green,Andr´e]
1927年生まれ、2012年没。精神科医、精神分析家、パリ精神分析協会Soci´et´e psychanalytique de Paris(SPP)会員、世界精神分析協会IPA会員。サンタンヌ病院に勤務してH・エーの教えを受け、最初にM・ブヴェの教育分析を受けた。1967年頃までラカンのセミネールの熱心な参加者であったが、その後ラカンと袂を分かった。1965年以後SPPに所属し、1975年から1977年までIPA副会長、1986年から1989年までSPP会長を務めた

ヴィドロシェ,ダニエル[ヴィドロシェ,ダニエル] [Widl¨ocher,Daniel]
1929年生まれ。精神科医、精神分析家。1953年から1962年までラカンの教育分析を受けたのち、1964年以降はフランス分析協会APFに所属。サルペトリエール病院精神科長兼パリ第6大学医学部教授。2001年には国際精神分析学会IPAの会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PukaPuka

1
難しい。その理由の一つは英語圏の分析家、主にウィニコットへの言及が多く、ウィニコットにまったく馴染みがないから。マスターソンの説明(こちらも英語圏だが)でボーダーラインを理解した者としては、論の立て方からしてさっぱりピンとこない、というのも多いにある。2016/12/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9862940
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品