内容説明
統合失調症治療の専門医が、治療現場で行う具体的実践的な24のアドバイス。患者さんが悩みや症状の苦しみや不安などを包み隠さずホンネで医師に語り、医師がその苦悩を真摯に受け止めつつホンネで具体的なアドバイスをするという治療風景が理想である。付録として、知っておくとよい統合失調症の基礎知識をまとめて掲載!
目次
第1章 治療で気になること(なぜ、治療がうまくいかないのか;「昨日も、今日も、明日も、統合失調症である」こと ほか)
第2章 急性期後の安定期で気になること(幻聴や妄想にいつも自分なりの対処法を実行する;疲れすぎないようにする―限界設定 ほか)
第3章 回復に向けて気になること(ナチュラル・スマイル(自然な微笑み)が出るようになる
不調の芽(病状悪化の予兆)に気づくようにする ほか)
付録 本書を読むときに知っておくとよい基礎知識(統合失調症と精神分裂病の違い;統合失調症は、脳の病気であり心の病気です ほか)
著者等紹介
渡部和成[ワタベカズシゲ]
1951年愛知県生まれ。1977年3月名古屋市立大学医学部卒業。同年4月愛知学院大学歯学部助手(大脳生理学)、1982年12月同講師。この間の1981年から1982年、アメリカ・カリフォルニア工科大学生物学部リサーチフェロー(神経生物学)。1987年4月八事病院(愛知県)精神科医師、1997年9月同副院長。2009年4月恩方病院副院長(東京都)。2012年4月北津島病院院長代行(愛知県)、2013年4月同院長。2014年8月田宮病院院長(新潟県)となり現在に至る。医学博士。専門は統合失調症治療(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
Asakura Arata
mita