感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
komami
1
非常に良著です。家族のための本が様々出ていますが、それらの殆どがうつ病を理解するための内容であるのに対して、本書は身近な人の心理的な反応や支えていくための自分のマネージメント、どんなふうに患者の心に寄り添えばいいのかが具体的に書かれており、実践的です。他の本と併用して読むといいと思います。星和書店の心理の本はいいですね。2014/11/24
葉
0
この本をもう少し早く読んでいれば自分の人生は大きく変わっていたのかもしれない。愛する人が鬱病になった時に抱く感情は様々なものであり、それと共に生きることのマニュアル的なことについて書かれている。鬱病は気分や思考、身体、行動に影響し、原因は遺伝、心理学的要因、環境的なストレッサー、脳内化学物質の不均衡がある。SSRI(フルオキセチンなど)は鬱病治療を飛躍的に発展させる一方で、食欲不振や苛立などの副作用が存在する。創造的代替案として、気晴らしになる娯楽や身体感覚の楽しみを味わう、草むしり、ボランティアがある。2014/12/26