内容説明
くすっと笑ってちょっとホロリ…、漫画で読む躁うつ病闘病記。心温まる、そしてためになる、主治医の解説。
目次
1 病気のはじまり
2 精神科へ
3 躁うつ病
4 病気の原因
5 自分を認める
6 言われたくない言葉
7 統合失調症
8 入院生活
9 漫画を描くこと
著者等紹介
山国英彦[ヤマクニエヒコ]
精神科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あん
81
母親が躁うつ病で娘が統合失調症の当事者が描いたコミックエッセイ。母親が躁うつになったのは家庭と育児のせいで、娘が統合失調症になったのは、躁うつの母からの暴力や家庭不和のせいで、読んでいてとても辛い内容でした。躁うつからの回復は「三寒四温」、良くなったり悪くなったりしながらの回復だから、劇的な変化がある訳ではありません。私の周囲にも心の病と闘っている人が人がたくさんいます。周囲の理解とサポートが必要不可欠であると改めて痛感させられた一冊でした。2015/12/10
里季
51
赤ちゃんを産んでから発症した著者。私もずっと前からそういう気質だったのが産後鬱から顕著に。「浪費、エステ、怪しい宗教は要注意」だって。全部当たってる!そうだったのか・・・2020/07/03
Maybe 8lue
24
この患者の主治医からの解説が結構おもしろい。そんなおじいちゃん先生も「わしはもう診れん!」と著者に激怒することも、わかります。2020/08/10
k sato
21
躁うつ病の筆者が経験を書き下ろした漫画。躁うつ病はうつ病との鑑別が難しい。心の風邪ではなく、脳の病気。治療は主に投薬。躁うつ病には、激しい躁とうつを繰り返すⅠ型、軽躁とうつを繰り返すII型がある。筆者はII型。なのに、子どもに暴力を振るったり、自傷したり、浪費や怪しい勧誘にはまったりする躁状態もあったようで、これが軽躁なのかと目を疑った。しかし、病気のせいで家事や育児ができなくても、娘たちから愛される母親である。「役に立たなくても生きているだけでいいのかな」と悟った筆者の言葉に、救われる患者がいるはずだ。2022/12/16
み
20
タイトル借り。心というか脳は面白いです。心健やかにいたいものです。2015/07/19