内容説明
悩む子どもとその家族を援助する画期的アプローチ。家族システム思考、精神力動的遊戯療法、認知行動療法が統合された心理内力動と家族間力動への介入法。多くの事例が各章にちりばめられ、興味深い記述が満載。
目次
第1章 個人としての子ども―「家族の中の子ども」療法への招待
第2章 親だけとの面接―親の関心事を理解する
第3章 家族との面接を最大限に利用する
第4章 子どもを深く知る―効果的な個人面接のための臨床的指針
第5章 不安、適応様式、防衛機制
第6章 主要な精神力動的概念
第7章 精神力動的フォーミュレーションにもとづく介入
第8章 行動的フォーミュレーションにもとづく介入
第9章 総括―5つの事例
著者等紹介
エレン・F.ワクテル[エレンF.ワクテル][Wachtel,Ellen F.]
1967年にハーバード大学法科大学院を修了後、転身して1974年にニューヨーク大学で臨床心理学の博士号を取得した。これまでに、アッカーマン家族療法研究所、ニューヨーク大学、セントルークス・ルーズベルト病院などで臨床指導に当たり、現在ニューヨーク市マンハッタンのグリーンウィッチで個人開業し、家族・夫婦・個人療法に携わる
岩壁茂[イワカベシゲル]
1968年神奈川県横浜市に生まれる。1991年早稲田大学政治経済学部卒業。2000年カナダ・マギル大学大学院カウンセリング心理学科博士課程修了、心理学博士(Ph.D.)。2000年札幌学院大学人文学部専任講師。2004年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科助教授。現在、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授。専門分野は心理療法のプロセス研究(セラピストの困難、心理療法における感情の変化プロセス、心理療法統合、臨床家の職業的成長と訓練)
佐々木千恵[ササキチエ]
横浜出身。慶應義塾大学文学研究科修士課程英米文学専攻修了。現在、英語講師。精神医学等、ノンフィクションの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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