目次
第1章 予診(予診のもつ3つの機能;予診をとるにあたっての総論的なことがら;予診の際の着目点)
第2章 初診(総論的なこと;診断のためのいくつかの要点;初回面接のために)
第3章 初期治療(小精神療法;逆転移について;治療中断者、転医希望者 ほか)
著者等紹介
笠原嘉[カサハラヨミシ]
1928年、神戸市生まれ。1952年、京都大学医学部卒業。1963年、京都大学助教授。1972年、名古屋大学医学部教授。1991年、藤田保健衛生大学教授。現在、桜クリニック院長、名古屋大学名誉教授、藤田保健衛生大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hiyu
6
精神科を受診する者、その家族、精神科医になろうとする者、カウンセリングを行う者、それぞれ立場、立ち位置は異なるだろうが、読んでいて損はないはず。非常に分かりやすい。2021/05/22
Asakura Arata
3
フレッシュマンのとき読んでいるが、すっかり内容を忘れていた。読み返しは大事だ。しかし精神科の長老の文はなぜにているのか?当時は「脱サラ」も病気かもしれなかったのだなあ。裏表紙を見たら、先輩の先生の名前が書いてあった。もしかして借りっぱなしなのか?2010/09/14
言いたい放題
2
メルカリで購入。2022/03/30
なっしー
2
あれ?院生のときはこの本ちゃんと読んだかなと思って読み始めた本。確かに予診は教育的な面もあり、軽視されている部分があるが、この本を読んで、予診の大事さが改めてわかる。また、著者の経験も含まれて書かれているので、統合失調症にどれくらいの入院期間があると予後がいいのかなど、とても参考になる。初期の治療に時間をかける大事さ。そして、サマリーを書くというのも、私も最近、しっかり記録に残すことを大事にしているので、とても参考になった。2018/12/07
石橋
2
臨床10年を過ぎて初めて読む。入局当初に陪席した先生の初診が、本著に書かれている通りだったことに驚きながら、10年経って初めてその作法の意味について知る。深いなー精神医学。2014/05/21