出版社内容情報
《内容》 訴訟社会アメリカでは、精神保健関係者にとって適切な診療録管理法を身につけることが不可欠である。わが国においても医療過誤訴訟は年々増加しつつあり、診療録の適切な管理に対する知識が求められている。本書では「適切な診療録」の内容について、秘密保持が問題となる場合や診療録の保存や廃棄に関することなど、数多くの実例やQ&A等から、患者への最良のケアにもつながる診療録の管理法が広く理解できる。
内容説明
「適切な診療録」とは「質の高い医療」に他ならない…そして法的な面においても、医療従事者の守秘義務、診療情報開示、個人情報保護などに関する規定が確立されつつある今日、診療録の適切な管理に対する知識が求められている。数多くの実例やQ&Aなどから診療録の管理法が広く理解できる一冊。
目次
第1部 精神療法における診療録管理の重要性(患者と治療者の保護;秘密保持の限界)
第2部 診療録(適切な診療録の内容;家族、夫婦、および集団精神療法 ほか)
第3部 安全に関する記録(自傷の恐れ;他害の恐れ ほか)
第4部 記録の保存に関する諸問題(未成年者の治療;患者に対する診療録開示 ほか)
第5部 付録
著者等紹介
Moline,Mary E.[MOLINE,MARY E.][Moline,Mary E.]
シアトルパシフィック大学家族心理学部の教授兼副部長である。カリフォルニア州の結婚、家族、児童カウンセラー資格を持つ
Williams,George T.[WILLIAMS,GEORGE T.][Williams,George T.]
サウスカロライナ州チャールストンにあるサイタデル大学院および職業専門大学教育学部、カウンセラー教育教授兼学校カウンセリングプログラムのコーディネーターである
Austin,Kenneth M.[AUSTIN,KENNETH M.][Austin,Kenneth M.]
カリフォルニア州免許を持つ心理士であり、結婚・家族・児童カウンセラーである。精神保健分野で38年以上の経験がある。サン・ベルナンディノ郡保護局の診療部責任者であった。1976年から個人開業をしている。1982年、1983年、および1988年にはカリフォルニア心理学会倫理委員会委員長をつとめ、カリフォルニア州心理学会より1984年にシルバー・サイ賞を授与された。1980年代には、カリフォルニア、ネバダ、テキサス、オレゴン、ニューメキシコ、ユタ、ペンシルバニア州で法律と倫理と記録保存のワークショップを運営した。1996年にはカリフォルニア州の心理士を対象にした記録保存に関する強制的卒後教育ワークショップを行なった。米国心理学会、カリフォルニア州心理学会、内陸部心理学会に所属しており、米国法医学会認定法医学調査員である。1984年よりカリフォルニア州司法長官の下で鑑定人を務めている
斎藤朱実[サイトウアケミ]
1958年大阪府枚方市生まれ。1984年関西医科大学卒業、関西医科大学精神神経科入局。1990年精神保健指定医、HZI Research Center,Inc.(NY)。1992年八幡青樹会病院。1993年関西医科大学精神神経科助手。2000年桐葉会木島病院。2003年関西医科大学精神神経科・神経内科
岡島詳泰[オカジマヨシヤス]
1958年石川県金沢市生まれ。1984年関西医科大学卒業、関西医科大学精神神経科入局。1989年関西医科大学精神神経科助手。1990年精神保健指定医。1993年医学博士号取得、関西医科大学精神神経科講師。1995年長浜青樹会病院
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