「宗教・多重人格・分裂病」ほか4章

「宗教・多重人格・分裂病」ほか4章

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  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791105052
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0047

内容説明

独創的で難解ともいわれる「ファントム空間論」で有名な著者の論考集。しかし、本書は本格的な研究論文というものよりも、エッセイ風で読みやすいものが多く、その自由な形式のゆえに、冒険的なアイデアや考えがストレートに表現されている。ことに標題の「宗教・多重人格・分裂病」と「カルテ記述」を論じた第3章は、その意味では特に刺激的で興味深い。安永ワールドの醍醐味が堪能できる注目の一冊。

目次

第1章 宗教・多重人格・分裂病(宗教;多重人格と分裂病)
第2章 台論文に対する総論的コメント
第3章 臨床精神病理と記述の問題―カルテは如何にあるべきか
第4章 慢性期の分裂病者―病棟での生活
第5章 「医者がどう考えるかは…」「バラスト」―精神科臨床における話しことばの具体例

著者等紹介

安永浩[ヤスナガヒロシ]
1929年東京生まれ。1953年東京大学医学部卒業。東京大学医学部助手、東京拘置所医務部、東京家庭裁判所医務室、東京都立松沢病院勤務を経て、1962年東京大学医学部講師、東大分院神経科病棟医長。1971年東京大学医学部助教授、東大分院神経科長。1989年東京大学を退官。長谷川病院勤務。現在、長谷川病院副院長
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