出版社内容情報
《内容》 アレキシサイミアとは1973年P.E.Sifneosによって提唱された概念で、想像力に乏しく、自らの感情を言葉で表現したり、コントロールすることが難しい状態をいう。本書は、このアレキシサイミアについて、感情制御の障害というより幅広い観点から、体系的に詳述した初めての書である。広範囲の研究の成果や豊富な臨床例を紹介。そしてそれらをいかに的確に評価・診断し、さらに効果的な治療を行っていくかまで具体的・実際的に解説する。さまざまな精神疾患、身体疾患と深く関係している「感情」という機能のあり方を、その認知・体験的側面から革新的アプローチによって解き明かす! 《目次》 主要目次1章/感情の発達と制御2章/感情制御の失敗とアレキシサイミア3章/アレキシサイミア構成概念の測定と妥当性4章/アレキシサイミア、パーソナリティ、感情の関係5章/情動、感情制御、アレキシサイミアの神経生物学6章/身体表現性障害7章/不安障害・抑うつ障害と人格障害について8章/物質使用障害9章/摂食障害10章/身体病・身体疾患における感情とアレキシサイミア11章/治療について12章/将来の方向性
内容説明
本書は、学際的活動の産物である理論的モデルやリサーチによって開かれた新しい臨床的見地から、一部の身体・精神疾患を感情制御の障害として再概念化することがどのようにして可能になるかを示したもの。
目次
第1章 感情の発達と制御
第2章 感情制御の失敗とアレキシサイミア
第3章 アレキシサイミア構成概念の測定と妥当化
第4章 アレキシサイミア、パーソナリティ、感情の関係
第5章 情動、感情制御、アレキシサイミアの神経生物学
第6章 身体表現性障害
第7章 不安障害・抑うつ障害と人格障害について
第8章 物質使用障害
第9章 摂食障害
第10章 身体病・身体疾患における感情とアレキシサイミア
第11章 治療について
第12章 将来の方向性