内容説明
自分はある決定的な何ものかを中井から学んだ、自分ほど大きな影響を受けた者はいない、の感をおもいおもいに強く抱かせる、そんな内的な深達力を中井の人と仕事は秘めてきた。本書は中井に学んだ者、わけても初心の頃なんらかのかたちで中井と臨床の場を共にした者を中心に稿を募り、一書を編んだもの。
目次
分裂病の回復をめぐって
精神療法とはなにか
精神病院に非常勤医師として勤務すること
デイケアは治療だろうか
治療としての絵画療法
精神分裂病臨床における「偶然性」について―予備的考察
治療とは何だろうか―カントの批判哲学から見た中井の治療学
中井久夫先生を囲んで
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- 和書
- あめがふるひに…