内容説明
「アルコール依存症の親を持つ子供たち」とは、アルコール乱用が根本的かつ核心的問題である家庭に育ち成人になったすべての人を意味します。アルコール依存症の親を持つほとんどの人たちは、その状況から強く影響を受けてきましたし、受け続けます。本書は、これらの人々が抱えている秘密、恐れ、希望など様々な問題を深い洞察をもって探求しています。この問題に長年取り組んでいるすばらしい治療者である著者らは、日常よく尋ねられる質問を本書で取り上げ、それにわかりやすく答えています。
目次
ルーツ
サバイバル
不意の気づき
核心の問題点
変化
統合
創始
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョナ
0
Q&Aの形式で読みやすい。焦らずマイペースでいくことが大切。2016/07/13
日常
0
アルコール依存症の親を持つ成人した大人(アダルトチャイルド)が、どんな風に子どもの頃を生き抜き、大人になってからどんな生き辛さやしんどさを持ち、そこからどうやって回復していくかが質問形式で書かれている。章立ても「ルーツ、サバイバル、気づき、問題点、変化、統合」と時系列に沿っていて頭に入ってきやすい。核心の問題点もよく整理され、ハマりそうな落とし穴もアドバイスしてくれていて、アダルトチャイルドが自分を客観視するのに役立つ。 書名に「手引き」が入っている通り、回復への手引きとしてわかりやすく読みやすい良書。 2024/05/13
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- 電子書籍
- dancyu - 2019.6月号