内容説明
人口減少と高齢化が進む社会で、災害に見舞われた地域は活力をどう取り戻したか。「みんな」(=空気)のチカラを知り、右肩下がりの時代を豊かに生きるための実践的ガイド。20年にわたる実践研究に基づいて、組織と自分を変える新しい方法を提案する。
目次
序章 裸の王さま再考―みんなのグループ・ダイナミックスとは?
第1章 右肩下がりの被災地で復興にのぞむ―新潟県中越地震のエスノグラフィ
第2章 支援がつまずくとき―「めざす」かかわりと「すごす」かかわり
第3章 地域が自ら変わるには?―内発的であるということ
第4章 集団を変化させるには?―みんなの前でことばにする
第5章 見なかったことにしないとすれば?―集合的否認と両論併記
終章 ひとごとからわれわれごと―災間を豊かに生きる
著者等紹介
宮本匠[ミヤモトタクミ]
1984年大阪府生まれ。町工場の横に積みあがる金屑と機械油と田んぼの土のにおいが入り混じった東大阪の空気を吸って育つ。大学時代、古本屋と中古レコード屋を渉猟する毎日から、ひょんなことで新潟の被災地で山菜を探す日々に。すがすがしく今を生きるヤマの人々にすっかり魅せられて、世の中の人が「問題」と考えている見方だけではない「問題」とのつきあい方を被災地や過疎地をフィールドに研究する。博士(人間科学)。大阪大学大学院人間科学研究科准教授。特定非営利活動法人CODE海外災害救助市民センター副代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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