内容説明
物語の舞台は京都・賀茂川のほとり喫茶店エトランゼ。喫茶店で本の執筆をする教授のところに、近くの高校の女子高校生たちが訪れ、学校での悩みから人工知能の未来までコミュニケーションについてのあらゆる質問をして、教授が答える。喫茶店はまるで私塾のようで、教授と高校生たちがコミュニケーションについて語り合う。
目次
第1章 コミュニケーションってなんですか?
第2章 ビブリオバトルっておもしろい?
第3章 コミュニケーション場のメカニズムで変われます?
第4章 人工知能とコミュニケーションはできますか?
第5章 意味って結局何なんですか?
第6章 言葉がなくてもつながれますか?
終章 エピローグ―賀茂川のほとりで会おうと君は言った
著者等紹介
谷口忠大[タニグチタダヒロ]
1978年京都府生まれ。「どうして僕らは相手の頭の中を覗けないのにコミュニケーションできるようになるんだろうか?」「僕たちは分かり合えるんだろうか?」といった身近な問いから、気づけば人工知能とロボティクス、そして、人間のコミュニケーションへとつながる学際的な研究者になっていった。立命館大学情報理工学部教授。博士(工学・京都大学)。パナソニック客員総括主幹技師としてもAI研究開発に携わる。記号創発システムという概念を提案し、記号創発ロボティクスという研究分野を創出し、人間と人間がコミュニケーションできることの秘密、未来のコミュニケーションロボットの実現へと迫る。世界に広まる書評ゲーム・ビブリオバトルの発案者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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