内容説明
子どもという「異星人」がどんな世界を見せてくれたか、そしてその世界はどれほどたくさんの自由な色であふれているか―その驚きと喜び。子どもとの出合いを通して得た、体験について書いたもの。
目次
1 家族生活のなかで(早寝、早起き、朝ごはん―家庭の教育力?;家庭の味―家族の「絆」の強化;家族ルール―民主的な家族;子どもの病気―ケア提供者のケアも;家族旅行―家族という物語;母子家庭―親の「愛」のかたち)
2 学校生活のなかで(学級という社会―ぶつからない子どもたち;小学生の宿題―受け身の訓練;作文「ぼくのゆめ、わたしのゆめ」―つくられる「夢」;クラブ活動―失われる「遊び」の要素;運動会―泣ける「一致団結」;ふるさと教育―田舎っぺと都会っ子)
3 地域生活のなかで(子ども会―「地域で子育て」の現実;子どもと行く買い物―ショッピングモールvs商店街;公園―「安全」によって失うもの;よその子ども―「えこひいき」されたケア;野良猫問題と子ども―「いろいろ」がある世界;公共空間と子ども―子どもお断りの場所?)
著者等紹介
片岡佳美[カタオカヨシミ]
1970年生まれ。京都市で育つ。現在、島根大学法文学部教授。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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