内容説明
共鳴する身体世界へ。暴力、セクシュアリティ、宗教など、一貫して近代理性と対立するテーマに挑み続けてきた著者が、「誘惑」に導かれて新たな領野を拓く。全体化に抗する文化人類学の誕生。
目次
第1部 誘惑の文化人類学(誘惑と告白;誘惑モデルと闘争モデル;構造と誘惑のトポス―カースト社会に生きる;「未開」の誘惑―モダン・プリミティヴ論 ほか)
第2部 コンタクト・ゾーンの文化人類学(トライバル・ゾーンからコンタクト・ゾーンへ;民族誌の時間;暴力とその変貌;実用人類学の系譜 ほか)
補論1 トランザクショナリズムの限界と可能性―フレドリック・バルトの人類学
補論2 場所の誘惑―カスタネダとスターホーク
著者等紹介
田中雅一[タナカマサカズ]
1955年生まれ。京都大学人文科学研究所教授。専門は人類学(南アジア)、ジェンダー・セクシュアリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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