内容説明
秘伝の書き方を開陳!論文の発想法、投稿先の選び方、執筆ツールの作り方、査読者の着眼点…。国際誌で投稿・査読の経験豊富な著者が、技術のノウハウから精神の構えまで、極意を伝授。ゼロから始めて英語論文の採択を勝ち取ろう!
目次
1 準備編(最初に知っておくべきこと;論文投稿に向けて)
2 執筆編(論文執筆のいろは;各パートの執筆へ向けて)
3 技術編(文献検索と文献入手の情報技術;論文執筆のサポート)
4 投稿編(投稿と査読;領域別の投稿先案内)
5 実例編(私の英語論文執筆体験)
著者等紹介
坂本真士[サカモトシンジ]
日本大学文理学部教授。博士(社会心理学)。1998年に筆頭著者および単著で4本の英語論文を発表、以降、2012年までに共著を含め40本を超す英語論文を発表した。近年は、複数の専門誌で編集委員を務める傍ら、指導院生の英語論文執筆の指導に勤しむ。2009年には、日本心理学会より、国際的に優れた業績をもつ中堅・若手の心理学者に与えられる賞として国際賞奨励賞を授与された
大平英樹[オオヒラヒデキ]
名古屋大学大学院環境学研究科心理学講座教授。博士(医学)。筆頭著者あるいは最終著者として70本以上の英語論文を、認知神経科学や生理心理学の有力誌に発表している。また、これらを含む国際誌で年間20本を超す英語論文を査読している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MasakiZACKY
3
どんな心理学研究をするか考える段階から、英語論文が採択されて喜ぶまで、様々な場面に対応するアドバイスをもらえる一冊。なんて素晴らしい道場なのでしょう。英語で論文を書くコツに留まらず、文献検索技術や管理方法、コーパスの作成、投稿の仕方や編集部とのやり取り、領域別の投稿先案内、そして英語論文執筆体験談までも。論文執筆のポイントはもちろんのこと、あらゆる情報が日本語論文執筆の際にも役に立つこと間違いなし。色々な雑誌のレベルの高さとか、応用的な検索方法とか、意外と知らなかったのでありがたや。英語論文…必ずや…。2014/06/14