内容説明
「知る」とは何か?何をどう学ぶべきなのか?哲学・文学から国際法・社会福祉学まで幅広い分野の人びとが、座談会・エッセイ・学問の地図という3つのスタイルを用いて、「学ぶこと」と「生きること」を結びあわせる。
目次
1 “知る・学ぶ”を語る(世界と社会を拓く学び―リアリティに飛び込む/体感から始まる;人文学の“知”とは何か?―文学・哲学・史学の現場から;大学での学び方―協同学習、教師、読者)
2 “知る・学ぶ”を考える(哲学―すべての前提を疑い、新しい目を開く;歴史―未来を選択するために過去を認識する;日本語―日常の言葉を客観的に見つめ直す;社会―「常識」を解き放ち、新たな可能性を拓く)
3 “知る・学ぶ”ためのガイドマップ(宗教学;欧米の文化と歴史;日本・アジアの文化と歴史;哲学・倫理学・美学;日本語・日本文学;社会福祉・子ども;社会学・メディア;経済学・法学・国際関係論)
著者等紹介
大橋完太郎[オオハシカンタロウ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。神戸女学院大学文学部総合文化学科専任講師。専門はフランス近代思想・表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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poefan
1
いま日本にいて自在に勉強すること、学ぶこと、学習すること、わかること、知ることができそうな気にさせてくれる、全く無駄なことは書いていない本。「ディドロの唯物論」にミーハー的興味湧く。2014/02/11
こーた
1
「歴史を学ぶ」理由は参考になりました。2013/12/13
ybhkr
0
これを高校二年生か三年生くらいが読んで、どれくらいの割合で理解できるのだろうか?大学進学率が高い昨今、大学への進学を目指すすべての文系高校生に読んでるほしいけど。文系には中高生から古典文学や歴史書や哲学書を読みこなす子も少なくはないだろうけど、本当にこういう本が必要なのは、理系や芸術系は無理だから消去法で文系に来ちゃった、みたいなタイプなんじゃなかろうか。そういう意味では少し高度かも。大学生になってからでも遅くないのでぜひに。差別問題のディスカッションと読書は自分を拡大する作業に納得。2017/01/14
Chisa
0
常に学ぶ意識がある人は素敵だと思います。意識高い系なんて揶揄されても私は憧れます。2016/04/17
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