内容説明
近代化とともに急速に発展し、日常生活に浸透してきた科学技術。リスクのなかでわれわれは科学とどう付き合えばよいのか。化粧品広告、育児産業、インフルエンザ報道、「脳力」論、防災をテーマに検証した。
目次
第1章 現代における科学知と日常知の交流について―専門家への白紙委任から対話の時代へ
第2章 化粧品広告と美容雑誌における科学―一九八〇年代以降を中心に
第3章 育児の科学化と文化仲介者としてのベビーフードメーカーの役割
第4章 科学知のシナリオ化―新型インフルエンザ報道におけるスペイン風邪言及記事から
第5章 こころのエンハンスメントとしての「脳力」論
第6章 安全・安心の科学―科学知とローカルな知との共生的な関係
著者等紹介
西山哲郎[ニシヤマテツオ]
関西大学人間健康学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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