内容説明
公文書管理が適正に実施されなければ情報アクセスは不可能である。電子目録「緑丘アーカイブズ」に結実する公文書管理の方法を示す。明治に官立第五高商として創設された小樽商科大学での公文書管理および情報アクセスをめぐる課題とその解決策の理論的研究の成果である。国内自治体公文書館やスウェーデン等も比較紹介する。
目次
序章
第１章 小樽商科大学の文書管理
第２章 著作物でもある法人文書の公開
第３章 電子目録の作成とその利用
第４章 法人文書の収集と評価選別理論
第５章 文書管理の実際とその思想的背景
第６章 スウェーデンにおけるアーカイブズの現況と情報アクセス権の成立およびカタログについて
第７章 小樽商科大学におけるアーカイブズ運営の条件
結章
カタログ 小樽商科大学公文書（抄）
著者等紹介
平井孝典［ヒライタカノリ］
１９７１年愛知県生まれ。立命館大学法学部法学科卒業。立命館大学大学院社会学研究科応用社会学専攻博士課程前期課程修了。専攻、情報アクセス権、公文書管理権、「歴史的」資料の収集整理保存および活用。前小樽商科大学百年史編纂室研究員。２０１１年度記録管理学奨励賞（記録管理学会）受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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