内容説明
今日、カント研究は欧米や東アジア文化圏で新たな展開を見せている。本書は、最新の研究成果を踏まえ、カントの理論哲学、実践哲学、美学、目的論、政治哲学、法哲学、歴史哲学、宗教論、人間学等と諸科学や現代哲学との対話・対決を通して、その歴史的・現代的意義をさぐる意欲作。
目次
1 カントの生涯と著作
2 カントの哲学思想(批判哲学とは何か;理論哲学―認識と存在の問題;実践哲学―道徳と宗教の問題;芸術哲学と目的論―美と合目的性の問題;カントの歴史哲学;法と政治の原理;人間学―道徳哲学との関係を中心に)
3 カントと現代(応用倫理学に召喚されるカント;カントの永遠平和論と現代の世界)
著者等紹介
有福孝岳[アリフクコウガク]
1939年生。京都大学大学院文学研究科博士課程。現、東亜大学客員教授、京都大学名誉教授
牧野英二[マキノエイジ]
1948年生。法政大学大学院人文科学研究科博士課程。現、法政大学文学部教授(日本カント協会会長、日本ディルタイ協会会長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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