翻訳の文学―東アジアにおける文化の領域

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790715306
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C1090

内容説明

文学の翻訳がもつ政治性や文化性を究明し、東アジア(韓国・日本・中国)の錯綜する多様な文学・文化状況を比較の目線から皮膚感覚で伝える。東アジアの三ヵ国に在住し、各言語をこなす著者ならではの文学論、文化論の核心をなす。

目次

第1部 翻訳の文化(“翻訳”の政治性―戦時期における朝鮮文学の翻訳をめぐって;李孝石「落葉〓 〓〓〓〓(落ち葉を焚きながら)」における翻訳問題
松本清張の朝鮮と韓国における受容
松本清張と鳥居龍蔵―官学に対抗する不遇な在野学者像
中国小学校教科書「語文」に見る朝鮮)
第2部 文化の翻訳(島尾敏雄と慶州;つげ義春「李さん一家」;朝鮮文学長編小説の日本語翻訳について;三谷憲正『オンドルと畳の国―近代日本の“朝鮮観”』;鎖国ノススメ―鬱病者の中国滞在記;劉暁峰『日本的面孔(日本の素顔)』を読んで
私の「焼津にて」)

著者等紹介

南富鎭[ナンブジン]
1961年韓国醴泉生まれ。慶北大学校国語国文学科卒業。1990年日本文部省国費留学生として来日。筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、静岡大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tellme0112

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図書館の、誰も借りたことのない書籍企画。読みながら、学生時代、勉強していたことを思い出していた…。2015/02/28

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