「華人性」の民族誌―体制転換期インドネシアの地方都市のフィールドから

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「華人性」の民族誌―体制転換期インドネシアの地方都市のフィールドから

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  • サイズ A5判/ページ数 373p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784790714972
  • NDC分類 334.522
  • Cコード C3039

内容説明

スハルト体制の崩壊前後で、インドネシア華人をとりまく状況はどう変わったか。かれらと日常をともにした著者が豊富な事例をもとに描きだす、大転換期の諸相。従来のエスニシティ論にインパクトを与え、東南アジア理解に欠かせぬ華人研究の重要な礎石となる一冊。

目次

第1部 序論―「華人」、「華人性」、「華人コミュニティ」(ペン・フワあるいはエフェンディ・ワルダナ;民族誌の舞台―ルンバンの町の「華人コミュニティ」)
第2部 「クレンテン」か「ヴィハラ」か?―スハルト体制末期の宗教・対華人政策と「華人コミュニティ」(インドネシアの仏教との寺廟―「インドネシア化」の二つのベクトル;ルンバンの寺廟の地位変更過程「クレンテン」から「ヴィハラ」へ;「ヴィハラ」から「クレンテン」へ ほか)
第3部 「影の華人組織」の成立と消滅―体制転換期の危機管理「ネットワーク」と想像される「コミュニティ」(クラガンの暴動;ルンバンへの危機波及と「チナ事業者」の招集 ほか)
第4部 「華人国家英雄」の誕生?―ポスト・スハルト期の「華人性」をめぐるダイナミズム(国家英雄制度;『ラセム史話』と陳黄弐先生 ほか)

著者等紹介

津田浩司[ツダコウジ]
1976年広島県に生まれる。1999年東京大学教養学部卒業。2008年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員PDを経て、2010年より東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教。専門は文化人類学、特にインドネシアの華人社会研究。論文に「中国寺院か仏教寺院か?―スハルト体制下インドネシアの交渉される華人性」(第1回日本華僑華人学会研究奨励賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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くまパワー

1
2年間インドネシアで現地調査に基づいた津田先生の博論。とても手堅いフィールドワークで、実地調査と口述史もたくさん含め、すごく読みやすいである。またルンバンという地方都市から体制転換期インドネシアの華人性を分析し、ケース研究から一般性をインダクションする論理も良い。まずクレンテンとヴィハラの間で華人寺廟の転換、影の華人組織の成立と消滅、最後に地方の華人国家英雄の誕生から華人性との関連。この一つのケースから華人コミュニティを理解し、文化人類学だけでなく歴史学的や社会学的な分野見ると充実な研究である。2022/11/24

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