内容説明
生誕300年!新たなルソー像の構築。最新の研究成果を取り入れつつ、『社会契約論』、『エミール』、『告白』など主要作品を精密かつ大胆に読み直すとともに、美学や言語論等の個別テーマをも解説。ルソーのラディカルな思考、批判精神を生き生きと現代に甦らせる。
目次
1 人と思想(人と生涯―ルソーという事件)
2 作品世界への招待(『学問芸術論』―思想家ルソーの原点;起源の探求と社会批判―『人間不平等起源論』を中心に;「演劇」をめぐって―『演劇に関するダランベール氏への手紙』;『新エロイーズ』―パトスの解放を志向する「貞淑な」女性の物語 ほか)
3 新たな眼差し―ルソー思想の現在(ルソーにおける言語の問題;近代美学の生成と対峙するルソー―ピュグマリオニズムの芸術論に向けて;“法”の深層―ルソーの政治・社会思想と現代;フランス現代思想とルソー―ラクー=ラバルトのルソー解釈)
著者等紹介
桑瀬章二郎[クワセショウジロウ]
1968年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。パリ第7大学博士。現在、立教大学文学部准教授。Les Confessions de Jean‐Jacques Rousseau en France(1770‐1794):les am´enagements et les censures,les usages,les appropriations de l’ouvrage(フランスにおけ『告白』の批評)(Honor´e Champion,2003)で渋沢・クローデル賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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