内容説明
文学や映画の中に描かれた10代を読み解き、教育をめぐるさまざまな現象と問題について考察する。孤独の重要性を説き、寛容な世界を希求する、繊細な思索の結晶。
目次
フィクションに描かれた10代
「荒れる」生徒・「揺れる」教師
三つの書評
「つながること」の難しさ、大切さ
「生徒指導」という授業―「個性を尊重する教育」との関連で
大学生の意識変化―一九九五年から二〇〇〇年
現代社会と子どもの孤立
八つの小論
「大学の学校化」とモラトリアム
自分で考え、自分のやりたいように
成人の発達障害について―社会学の視点から
子ども集団の現状と「いじめ概念」の終焉
「青少年問題」という視線―サキ「話し上手な男」を題材に
「集団嫌い」と大学
著者等紹介
渡部真[ワタベマコト]
1952年東京都生まれ。東京大学教育学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。現在:横浜国立大学教授(教育人間科学部)。専攻:教育社会学、青年期の社会学、犯罪社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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