内容説明
「文明の衝突」ではない。「文明の殺戮」だ。国民国家が力を失い、人びとのアイデンティティーがゆらいでいる現在、暴力こそが不安を解消するための手段となる。人類学の巨匠が、グローバル化の暗黒面と対峙する。
目次
第1章 民族の殺戮から理念の殺戮へ
第2章 衝突の文明
第3章 グローバリゼーションと暴力
第4章 小数の恐怖
第5章 わたしたちのテロリスト、わたしたち自身
第6章 理念の殺戮時代の草の根のグローバリゼーション
著者等紹介
アパドゥライ,アルジュン[アパドゥライ,アルジュン][Appadurai,Arjun]
1949年インドのボンベイ(現在のムンバイ)生まれ。シカゴ大学大学院博士課程修了、Ph.D.。シカゴ大学、イェール大学などの教授を歴任。現在、ニューヨーク大学メディア・文化・コミュニケーション学教授。専門は文化人類学、南アジア地域研究、文化理論など。トランスナショナル文化研究の専門誌、Public Cultureの創刊者。ムンバイで活動するNGO「PUKAR」の創始者。フォード財団、ユネスコ、世界銀行、などのアドバイザーも務める
藤倉達郎[フジクラタツロウ]
1966年京都生まれ。慶應義塾大学とアーモスト大学卒業、イェール大学法科大学院修士課程修了、シカゴ大学大学院博士課程修了、Ph.D.。現在、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授。専門は人類学と地域研究、おもな調査地域はネパールと南アジア。Studies in Nepali History and Society編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パラ野
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志原
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