内容説明
文化、身体、環境、セルフ、共同体―すべてのトピックが問い直される変革期に、いかなる想像力が求められるのか。パワフルなフィールドワークと透徹した論理で人類学の閉塞状況を突破する、高らかなマニフェスト。
目次
日常人類学の世界へ
第1部 文化・日常・共同体(文化/人類学―文化解体を超えて;変異する共同体―創発的連帯論を超えて;人種的共同性の再構築のために―黒人性再想像運動の経験から ほか)
第2部 生活・環境・知識(必然から便宜へ―日常人類学の知識と認識;支配の技法としての森林保護―西ケニアのマラゴリ・フォレストにおける植林拒否の現場から;土地の正しい所有者は誰か―東アフリカ・マサイ人の土地返還要求の事例から)
第3部 個人・身体・実践(セルフの人類学に向けて―遍在する個人性の可能性;複数化する間身体―現代ケニアのムンギキ・セクトを事例として;フィールドワークの窮状を超えて)
著者等紹介
松田素二[マツダモトジ]
1955年生まれ。ナイロビ大学大学院修士課程を経て京都大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(文学)。京都大学大学院文学研究科教員。専攻、社会人間学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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