内容説明
人文系への湯川秀樹の貴重な「思索」に初めて照明をあてる。啄木や荘子等について真摯に語る天才論を軸に、漱石や紫式部等の文学、そして哲学、宗教、倫理、教育、戦争、平和等への「思索」を掘り起こし、精細に分析した画期的湯川論。
目次
第1章 「創造性の発現」という言葉―受賞理由「予言」の意味するもの
第2章 湯川秀樹が選んだ天才たち(弘法大師(空海)
石川啄木
アルベルト・アインシュタイン
荘子)
第3章 若者への提言―私たちはなぜ勉強するのか
第4章 「知識階級」という「防護林」
第5章 湯川秀樹と文学(芭蕉;漱石;鴎外;紫式部;ドストエフスキー)
著者等紹介
山崎國紀[ヤマサキクニノリ]
1933年、島根県益田市に生まれる。1965年、立命館大学大学院修士課程修了。現在、花園大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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