内容説明
グローバル資本主義の問題性を鋭く考察し、地球的自然と人類の再生をめざすネオヒューマニズムと実践ビジョンを提起する、P.R.サーカーの思想。N.チョムスキーによる序文、J.ガルトゥングによるコラムも併せて収載。
目次
プラバート・ランジャン・サーカーとプラウト
グローバル資本主義の危機と経済恐慌
スピリチュアルな価値に基づく新しい社会的パラダイム
生きる権利!
経済民主主義
協同事業による人間のスピリットとダイナミズムの活用
持続可能な農業と環境保護
階級と階級闘争の新しい定義
革命と革命家
倫理と司法の新しいコンセプト
「私たちの文化は、私たちの強さである!」―文化的アイデンティティと教育
コミュニティの力を強めるプラウトの政治システム
行動へのよびかけ―プラウトの実践戦略
著者等紹介
岩崎信彦[イワサキノブヒコ]
社会学者。神戸大学名誉教授。マルクス『資本論』とジンメル『貨幣の哲学』の研究を通して、資本主義の変革と人間の心的世界のあり方の関連性に取り組んでいる。また、阪神・淡路大震災の被害と復興の研究と支援活動をしてきた
松尾光喜[マツオミツキ]
P.R.サーカー研究者。大阪府立高校教員。平和教育をはじめ高校教育の改善に取り組んできた。K.ウィルバーやエネルギー・メディスンについても研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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