内容説明
プルーラリズムの時代に宗教はどうあるべきか。宗教理解にはパラダイム変換をもたらし、未来世代には行動指針「アジェンダ21」を提示する宗教多元主義とはどのような思想か。その基本的な考え方をさまざまな角度から検証する。
目次
1 宗教多元主義は宗教をどう捉えるか(現代の要請としての宗教多元主義;宗教多元主義の位相 ほか)
2 宗教多元主義は何でないか(宗教多元主義は日本人の無宗教的現状を肯定するイデオロギーではない;宗教多元主義は宗教を相対化するものではない ほか)
3 宗教多元主義をどう見るか(イスラーム研究から見た宗教多元主義;キリスト教研究から見た宗教多元主義 ほか)
4 宗教多元主義からの「アジェンダ21」(信仰告白;宗教間の対話と共生―エキュメニカルな視座から ほか)
5 宗教多元主義の新しいシナリオ(インターレリジアス・エクスピアリアンスの学;宗教的多元社会の成熟に向けて―多元主義モデルの原理採択 ほか)
著者等紹介
間瀬啓允[マセヒロマサ]
1938年愛知県半田市に生まれる。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程修了後、同大学文学部助手・助教授・教授を歴任(同大学名誉教授)。現在、東北公益文科大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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