内容説明
アフリカのサバンナを流れるニジェール河。そこに生きる“河の民”ボゾ。植民地支配、独立、世界経済への包摂といった百年余の転変のなかで、かれらはどのように主体的に生きてきたか。その生のかたちを、漁、宗教、社会組織、記憶と歴史、の4つの章にわたって描きだす。
目次
序章 ニジェール河へ
第1章 「河の民」のもとに住み込む
第2章 生のかたちとしての漁
第3章 水の精霊とイスラーム―漁民の宗教世界
第4章 社会生活のふたつの原理
第5章 文字のある歴史と文字のない歴史
終章 物語をともにつくること
著者等紹介
竹沢尚一郎[タケザワショウイチロウ]
1951年福井県に生まれる。1976年東京大学文学部卒業。1985年フランス社会科学高等研究員博士課程修了(民俗学博士)。1988年より九州大学助教授、同教授を経て、2001年10月より国立民族学博物館教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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