内容説明
積極的な再生可能エネルギー普及策を実施し、飛躍的成果を挙げるドイツ。市民の取り組み、それを推進・支援する国・自治体の政策、企業の活動を紹介し、持続可能な明るい未来を切り拓く。
目次
第1章 ドイツの再生可能エネルギー普及政策
第2章 急伸するドイツの再生可能エネルギー
第3章 世界をリードするドイツの風力発電普及
第4章 世界トップに躍り出た太陽光発電
第5章 再生可能エネルギーで最大利用されているバイオマス
第6章 多様な再生可能エネルギー普及の取り組み
第7章 再生可能エネルギー普及を支える行政と産業
第8章 ドイツにみられる再生可能エネルギー普及の効果
第9章 持続可能な未来に向かって―新たな地球温暖化防止・再生可能エネルギー普及政策の展開
著者等紹介
和田武[ワダタケシ]
1941年和歌山市生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了後、住友化学工業(株)中央研究所、大阪経済法科大学、愛知大学を経て、1996年より立命館大学産業社会学部・教授、2006年より同・特別招聘教授、2008年退職。現在、地球環境保全研究所主宰、自然エネルギー市民の会代表。工学博士。専門は、環境保全論・資源エネルギー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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抹茶太郎
1
授業の課題図書として読みました。ドイツの再生可能エネルギー事情について紹介している本です。環境税を財源として電力買取補償制度を制定し、それによって促進される市民主体の再生可能エネルギー事業と、それに伴う環境面、経済面の好影響を述べています。日本の環境保護制度において見習う点は多く、これらを取り入れるべきというのが著者の意見です。2008年刊行の本なので情報は古いですが、海外で環境保護制度を知る上では読みやすく良い一冊だと思います。2015/12/01
おごたつ
0
少しデータが古いけどなんとかゼミの発表を終えれた。(*´ー`)2014/06/12
Yuki.Ogawa
0
前半でドイツの再生可能エネルギー関連政策についてマクロに概観し、後半は筆者が足を運んだ個々の事例を紹介する。ドイツの再生可能エネルギー拡大が地域の共同体や一般の市民によって支えられてきたことがかいまみられる。事例紹介はエッセイ調、とでもいったおもむきだし、筆者が再生可能エネルギーありきの偏った姿勢だけれども読んで損はしなかった。日本のこれからにもいろいろと示唆を与えてくれそうだけど、果たしてどうなることやら……。2011/12/07
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