内容説明
十九世紀の猛烈な人口爆発から第一次世界大戦の大量死にいたる社会・文化現象を「数の衝撃」という観点から読み解き、戦争詩とモダニスト詩との違い、さらにはパラダイムを喪失したポストモダニズム以降の時代状況を明らかにする。
目次
序章 マス・リヴィングからマス・デスへ
第1章 第一次世界大戦・詩・男―イェイツと戦争詩人たちを通して
第2章 第一次世界大戦下の視覚メディア
第3章 死体とタイプライター―大戦を通してモダニズムを見る
第4章 マリー・ロイドとW.H.R.リヴァーズ
第5章 廃墟の中のエリオット―詩を読む若い人たちのために
第6章 中心は持ちこたえられず―イェイツ批評管見
著者等紹介
荒木映子[アラキエイコ]
名古屋大学大学院文学研究科後期博士課程満期退学。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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