内容説明
変革の時代を生きたルターの思想と行動を、キリスト教会の範囲を超えて、歴史学、人間学、社会学、政治経済学、教育学、医学等の多角的視座の下に解明し、新時代を創造した新しいルターの姿を描き出す。
目次
1 生涯と仕事(前史―歴史的背景;求道の歩み;改革者としての仕事;大学教授と教会形成)
2 思想の対決と形成(時代思潮;宗教改革的認識の開眼;新しい神学の形成;聖書の新しい読み方)
3 思想の根本問題(十字架の神学;義認;教会;世界)
4 人間と文化(神と人との関係;自由と良心;職業と社会;生と死;学校教育)
5 ルターの影響(文化に対する影響;教会に対する影響;研究史)
ルター略年譜
著者等紹介
金子晴勇[カネコハルオ]
1932年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、聖学院大学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科客員教授
江口再起[エグチサイキ]
1947年生まれ。日本ルーテル神学大学神学部卒業。現在、東京女子大学現代文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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