内容説明
EUの拡大で、身近に感じられるようになった中・東欧の都市たち。両次大戦から冷戦の時代をしなやかに生き抜き、今や蘇った都市の歴史と、そこに生きつづける人々が作り上げた空間の魅力を、文化史的に綴る。
目次
第1章 帝都の輝き―環状道路の建設からユーゲントシュティールのウィーンへ
第2章 マジャールの輝き―エデン・レヒネルのブダペスト
第3章 カレル橋の古都―プラハ
第4章 ポーランドの王都―クラクフ
第5章 ガリチアの小都市―プシェミシルとザモシチ
第6章 他民族型産業都市の光と影―知られざる大都市ウッチ
第7章 戦艦ポチョムキンの町―オデッサ
第8章 「消し去られた国境の都市」―旧レンベルク・現リヴィウ
第9章 最果ての国境の町―ブロディ
第10章 ユーゲントシュティールの北の都―リーガ
第11章 変容のメトロポーレ―ベルリン
著者等紹介
平田達治[ヒラタタツジ]
1934年奈良県生まれ。1959年大阪大学大学院文学研究科(独文学専攻)修士課程修了。専門はドイツ・オーストリア文学、中欧都市文化論。主要著書、『ナチス通りの出版社』(共著、出版学会賞受賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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