内容説明
詩に生きるとは。アメリカ現代詩の中心的詩人の生涯を読み解く。20世紀アメリカの主要な詩人スティーヴンズ(1879‐1955)の、プラグマティックな人生観に起因した詩的世界を評釈する。本邦初となる待望の本格的研究書である。
目次
序論 言語的生存、プラグマティズム、印象主義
第1章 サンタヤナとの出会い
第2章 『ハーモニアム』における印象主義的世界
第3章 印象主義的世界との決別―『秩序の観念』以降
第4章 詩と戦争―「覚え書き」と「悪の美学」
第5章 抽象詩への道―詩の理論化
第6章 「夏の信用」と「秋のオーロラ」
第7章 詩と魂の救済―「ありふれた夕方」の解釈に向けて
結論 詩的生存とは何か―「高貴な騎手」における暫定的結論
著者等紹介
古賀哲男[コガテツオ]
1959年、広島県生まれ。神戸市外国語大学・大学院、大阪市立大学大学院、米国ラトガース大学大学院等で学ぶ。大阪市立大学大学院文学研究科准教授。専攻はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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