内容説明
一体なぜ、人は「移動すること」にこだわるのか?「移動」にどんな夢を託し、何を果たそうとしているのだろうか?さまざまな方法と題材による分析の試み。
目次
1 “移動”の原点(19世紀ロンドンを歩く―チャールズ・ディケンズの「迷子になって」;歩く人と走る人―フォークナーのパラドクス;自動車に乗る詩人―W.C.ウィリアムズ)
2 異文化との出会い(支配の諸相、支配の限界―シェイクスピア『あらし』を読む;デモクラティック・クレッシェンド―メルヴィルの移動体験;移動する身体、進化する魂―ラフカディオ・ハーンの「因果話」;『オーランドー』の描く夢)
3 歴史の中の“移動”(リトルトーキョー―エスニシティが投影される場所;いくつもの“分断”を超えて―北アイルランドのエスニック・マイノリティと“社会の共有”)
著者等紹介
御輿哲也[オゴシテツヤ]
神戸市外国語大学教授/現代イギリス小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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