内容説明
日本のソーシャルワーク実践・教育が抱える根幹的問題を多元的かつラディカルに論じ、市民社会から認知される援助理論・実践に向けて示唆や提言を行う。日本とオーストラリアのクリティカル・ソーシャルワーク研究者による画期的な国際的共同研究である。
目次
第1章 ソーシャルワーク実践における援助技術教育―普遍的モデルの多元的再検討
第2章 解放のソーシャルワーク
第3章 オーストラリアのソーシャルワーク専門教育―クリティカル・ソーシャルワーク理論の構築
第4章 Critical Social Work Theory Meets Evidence‐Based Practice in Australia
第5章 クリティカル・ソーシャルワーク試論―細部に変革のちからが宿るという視点から
第6章 クリティカル・ソーシャルワーク実践論―ミクロレベルに宿る変革のちからの生成モデル
著者等紹介
横田恵子[ヨコタケイコ]
神戸女学院大学文学部総合文化学科准教授。社会福祉学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
28
2007年初版。題名にひかれて購入。社会や組織に適応させるソーシャルワークが主流ななかでこの題名は魅力的。しかし内容はナラティブアプローチからのものだった。客観的真実は物語の中にあるわけではない。物語が生み出される背景を見失ってはならない。人々の苦しみの背景にある社会構造がみえなくては解放にはつながらない。そんなことを思いながら読んだ。2019/07/05
tu-ta
2
最初の2つはすごくおもしろかったが、だんだんつまらなく難しくなってきて、途中から飛ばし読み。メモは残そうかなぁ。 『解放のソーシャルワーク』(第1章までのメモ) https://tu-ta.at.webry.info/201812/article_5.html2018/11/23