内容説明
グローバル化と研究の細分化の中で、いまや大きな転換期を迎えつつあるジェンダー人類学―その膨大な蓄積を整理し、問題点と可能性を探る。本書は、今後のすべての議論の出発点である。
目次
第1部 地域編(国家が規定するジェンダー役割とローカルな実践―インドネシア;他者化するまなざしの交錯の中で―タイ;女性・身体・暴力―インド;世俗主義・イスラーム・女性―トルコ ほか)
第2部 テーマ編(「開発とジェンダー」をめぐる政策と実践―スリランカ農村女性の事例から;国際移動とジェンダー―フィリピンの事例から;グローバル化する世界における女子割礼―女性性器切除―交渉されるジェンダーとセクシュアリティ;ポストコロニアリズム・フェミニズム・宗教 ほか)
著者等紹介
宇田川妙子[ウダガワタエコ]
国立民族学博物館・助教授。専門分野、文化人類学
中谷文美[ナカタニアヤミ]
岡山大学・助教授。専門分野、文化人類学・ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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