内容説明
教育システムをめぐって現実に生起している様々な事象に即しつつ、ルーマンの社会理論とリスク概念を用いることで、昨今の教育問題に新たにアプローチする。
目次
第1章 リスクとしての教育
第2章 リスク社会とその教育課題
第3章 リスクによるコミュニケーション―ルーマンのリスク概念
第4章 教師・生徒関係のリスク
第5章 「教師不信」というリスク
第6章 「学級崩壊」というリスク―ルーマンのセラピー論による臨床社会学的考察
第7章 子どもとリスク―「リスクある子ども」概念の検討
第8章 「発達障害」というリスク―ポリティックスから構造的カップリングへ
著者等紹介
石戸教嗣[イシドノリツグ]
1980年、京都大学大学院教育学研究科博士課程教育社会学専攻単位取得退学。教育学博士。専攻領域は教育社会学・システム論現在、埼玉大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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