Sekaishiso seminar
男らしさの社会学―揺らぐ男のライフコース

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790711919
  • NDC分類 367
  • Cコード C1336

内容説明

家族のため?会社のため?国家のため?あるいは自分のため?―男たちが生きる意味が揺らいでいる今、少年時代から定年後までの各段階を追い、不確かな人生を着実に捉え直す。

目次

第1章 「男」をどう見るか?―男性学の視点と方法
第2章 学校でつくられる男らしさ―学業・スポーツ・生徒集団
第3章 大人の男への道筋―青年期男性のアイデンティティ形成と葛藤
第4章 大人になれない男たち―ポスト青年期のジェンダー関係
第5章 企業社会と男らしさ―能力主義の台頭と男性支配体制の再編
第6章 仕事と育児のはざまで―性別役割分業の揺らぎと父親の葛藤
第7章 第二の人生への軟着陸―中高年男性の危機とその克服
第8章 男社会のゆくえ―男性運動の変遷とこれから

著者等紹介

多賀太[タガフトシ]
1968年愛媛県生まれ。九州大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。九州大学教育学部助手、日本学術振興会特別研究員、久留米大学文学部講師を経て、久留米大学文学部助教授、博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ティコ

10
Web記事で引用されてたから読んだ。15年前の本なので、既知のことばかりだった。ただ、名誉男性という言葉が使われてたのは意外だった。ネットスラングだと思ってたから。日本は今でも問題を抱え続け、未だに解決できてないんだなと思った。別に読まなくても良かったかな。2021/11/24

y

4
多賀先生のジェンダー論好きやった。逆差別の話は今も忘れられへん。2019/02/04

よこちん

0
 ジェンダー研究を「オンナの学問」と思っていた自分に、男性学というディシプリンが存在することを知らせてくれた思い出深い作品。  筆者は教育社会学寄り?のようで、人間形成過程における男性のジェンダー社会化/アイデンティティ形成が学位取得論文の主題のようだが、それだけに留まらずに、R.W.Connellのマスキュリニティ理論を踏まえながら勤労、家庭、老いといった王道的テーマに切り込む、男性学の入門書。個人的には伊藤公雄の類書がやや90年代的な時代柄を強く感じるので、こちらの方が他人に薦めやすいかなあと思う。

ac

0
【卒論文献】

ねぎとろ

0
男性学のまとめとしては使えると思うから興味ある人は読んだ方がいいんでしょう。しかし、意外な話はほとんどないから、それほど面白くはない。2011/09/23

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