帝国への抵抗―抑圧の導線を切断する

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784790711872
  • NDC分類 302.4
  • Cコード C3031

内容説明

先進国の豊かな暮らしの向こうで、貧困が深刻化するアフリカや太平洋島嶼国。テロ、環境破壊、感染症―もはや遠い国の出来事ではない。「帝国」に抵抗し続ける人々の声は、今、まっすぐに私たちに響いてくる。

目次

第1章 帝国に支配されるアフリカ(アフリカの解放闘争;アフリカと貧困;アフリカと国内紛争;おわりに―現代の解放闘争)
第2章 「土地と自由のための闘い」か「マウマウ」か―ケニアにおける「武装」解放闘争を封印しようとした「神話」(今なぜ解放闘争を語るのか?;「マウマウ」の闘い;つくられた「マウマウ神話」への批判;ケニアの独立と「マウマウ」闘士たち;おわりに―「マウマウ」闘争の復権)
第3章 ケニア独立運動の原点―「独立学校」の役割(植民地期のミッション教育;「インディペンデントスクール」の成立と背景;独立運動と「インディペンデントスクール」―コーフィールドの報告書に基づいて)
第4章 ジンバブウェの解放闘争における政治、社会およびその遺産(自由ジンバブウェ25周年;ジンバブウェ史の概観;ジンバブウェの解放闘争―第二チムレンガ;アフリカ史における解放闘争の意義)
第5章 太平洋諸島の独立、再周辺化、抵抗(ミクロネシア諸島の「半独立」;ミクロネシア諸国の再周辺化;「失敗国家論」、「太平洋諸島のアフリカ化論」の台頭;太平洋における新植民地主義の形成―「太平洋同盟構想」;太平洋諸島の抵抗)

著者等紹介

戸田真紀子[トダマキコ]
1963年生まれ。天理大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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