内容説明
戦争が文学と文学者に何を与えたか!ヴィクトリアニズムからモダニズムへ。その結び目に位置する大戦のもつ意味は歴史的・文化的に極めて大きい。それを読み解くことによって現代という時代が新たな相貌を帯びて見えてくる。そこに生きた作家と作品、文化の諸相に光を当てる。
目次
第1章 第一次大戦とブルームズベリー・グループ―ウルフ、ラッセル、ロレンスを中心に
第2章 戦争の観念史―エドワード朝作家からウィンダム・ルイスとD.H.ロレンスまで
第3章 第一次大戦とD・H・ロレンス―男同士の絆と帰還兵の問題を中心に
第4章 第一次大戦と女性文学
第5章 第一次大戦と出版
第6章 戦争詩再考
著者等紹介
清水一嘉[シミズカズヨシ]
1938年生まれ。東北大学大学院修士課程修了。愛知大学文学部教授
鈴木俊次[スズキシュンジ]
1946年生まれ。名古屋大学大学院博士課程単位取得退学。愛知学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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