内容説明
刻印された韓国・朝鮮の原風景。
目次
第1章 恋愛と結婚の植民地主義(恋愛と結婚の文化主義;日本女性に向かう欲望;内鮮結婚の内面心理)
第2章 植民地の言語空間(朝鮮の作家と日本語;なぜ日本語で書くのか;『キング』と朝鮮の作家)
第3章 植民地体験の表象(“娼婦”と“虎”の朝鮮表象―中島敦;衛生兵の朝鮮体験―松本清張;「族譜」の精神性―梶山季之)
第4章 植民地主義の政治性(翻案『雪中梅』の政治的現実;慶州と奈良のあいだ;「呉鳳伝説」の朝鮮的受容;文学研究の政治性と計略性)
著者等紹介
南富鎭[ナンブジン]
1961年韓国醴泉生まれ。慶北大学校国語国文学科卒業。1990年日本文部省国費留学生として来日。筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程修了。博士(学術)。静岡大学人文学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。