内容説明
１９２０年代のアヴァンギャルドの言語実験を、関東大震災、ヨーロッパからの波動、文化諸領域との関わりのなかで、新たに読み直す試みである。
目次
１ 都市の崩壊と、精神の解放区―一九二〇年代のアヴァンギャルド（モダン都市と未来主義・立体主義；アナーキズムと関東大震災；表現主義・構成主義から意識的構成主義へ ほか）
２ 前衛芸術の基本資料（一九一四～一九三〇）―図版とガイド五〇冊（第一次世界大戦前後のヨーロッパから；都市の崩壊体験；演劇のニューウェーブ ほか）
３ 日本語の変革―破壊と再生のドラマ（安西冬衛―言葉のメリイゴオラウンド；尾形亀之助の詩歴―北方型オブローモフの夢；岡本潤―方法としての放蕩無頼 ほか）
４ 水先案内
著者等紹介
和田博文［ワダヒロフミ］
１９５４年生まれ。東洋大学教授
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感想・レビュー
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王天上
3
面白そうな詩人が多数紹介されていて、わくわくした。シュールレアリズムはけっこう知っていたが、ダダイズムってのも面白そうですね。時代の熱気が伝わってくる良書でした。2013/05/04
