内容説明
プラトンの思想が内包する豊かな問題性にさまざまな角度から光を当て、さらにパルメニデス、アリストテレス、プロティノス論をも収める。門下生21人が献ずる藤沢令夫先生へのオマージュ。
目次
1 プラトン論考(1)初期・中期思想圏から(創作と批評の間―『イオン』が読者に告げるもの;プロタゴラスと政治の技術―プロメテウスの物語と民主制 ほか)
2 プラトン論考(2)後期思想を読み解く(『クラテュロス』におけるプラトンの言語哲学の視座;『テアイテトス』184B4‐186E12の解釈と位置づけ ほか)
3 プラトン論考(3)ロゴス性と対話性(プラトンのディアレクティケーの方法―その論理構造面;ロゴス―「理性」からの解放 ほか)
4 プラトン以前以後(「思わく」の虚構と真実―パルメニデスにおけるコスモロジーの可能性について;アクラシアー論―アリストテレスの立場から ほか)
著者等紹介
内山勝利[ウチヤマカツトシ]
1942年生まれ。京都大学大学院博士課程。京都大学大学院文学研究科教授
中畑正志[ナカハタマサシ]
1957年生まれ。京都大学大学院博士課程。京都大学大学院文学研究科助教授
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