内容説明
生涯学習を支援する側・自ら実践する側の両面から、欧米での研究動向、日本での先行研究の動向、それら理論の意義と課題についてまとめ、生涯学習の方法について最新の理論的パースペクティブを得るための切り口を提供する。
目次
1 成人教育学―M.ノールズの理論をめぐって
2 フェミニズム教育学
3 意識化理論―P.フレイレの成人識字教育をめぐって
4 変容的学習―J.メジローの理論をめぐって
5 生涯発達―物語としての発達という視点
6 経験学習―D.A.コルブの理論をめぐって
7 状況に埋め込まれた学習
8 活動理論・拡張的学習・発達的ワークリサーチ
9 知識を創る学習―知識と学習のマネージメント
著者等紹介
赤尾勝己[アカオカツミ]
福岡県出身。慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程所定単位取得後退学。現在、関西大学文学部教授
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感想・レビュー
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枕流だった人
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柏市2015/10/27
Hiroshi Saito
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アンドラゴジーとペタゴジーを提唱したノールズ、意識化理論のフレイレ、コルブの経験学習などなど。この本読むと、日本ではアメリカと比べて成人教育がほとんど体系化されていないことや、教育と訓練の概念が混在していることなど、色々な課題が書かれている。難しくて消化不良だけど、外国人やシニア、ひきこもりなど多様な人材に働いてもらうために必要なベースの議論とかに必要な理論が書いてある本だと理解した。2019/01/04
r_ngsw
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学習理論、ってこれまで興味はあったんですね。なのでMOOC(「大規模オンライン公開コース」っていうのか)のCourseraで、「」(学び方を学ぶ)というコースもだいぶ前に修了しました。で、最近仕事柄「経験学習」とかを取り扱うことが多くて、ちゃんと一度勉強しとかないとなぁ、と思ってたんですね。 詳細はこちら→ http://bit.ly/2RbkoRx2018/10/04