内容説明
“窓”は人間の「見る」行為と深く関わる。古代エジプトから20世紀まで、西洋の“窓”の変遷に伴い、人間の自我意識がどのように変わっていったかを、多くの絵画・文学作品を援用しつつ明らかにする。著者30年にわたるライフワークここに結実。
目次
古代―エジプト、ギリシャ、ローマ
中世―ビザンティウム、イタリア、フランドル
イタリア・ルネサンス
北方ルネサンス
十七世紀オランダ
十八世紀イギリス―啓蒙の時代
十八世紀末イギリス―ロマン主義の時代(一)
十九世紀前半―ロマン主義の時代(二)
ヴィクトリア朝イギリス
十九世紀―ガラスの時代「世紀末」に向かって
二十世紀―惑乱する時代
著者等紹介
荻野昌利[オギノマサトシ]
1933年横浜市に生まれる。1955年東京教育大学文学部卒業。1959年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了(文学修士)。1963年南山大学外国語学部専任講師。1970年南山大学文学部助教授(’75年、同教授)。1999年博士(文学)号取得。2000年南山大学外国語学部教授に転任。2001年南山大学外国語学部教授定年退任。現在、南山大学名誉教授
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